$$ \def\bra#1{\mathinner{\left\langle{#1}\right|}} \def\ket#1{\mathinner{\left|{#1}\right\rangle}} \def\braket#1#2{\mathinner{\left\langle{#1}\middle|#2\right\rangle}} $$

◇◇UTTT007:教師あり学習編⑥:特徴量の追加◇◇


前回、盤面と合法手意外にも特徴量を追加したら強くなるかもしれないと考えていたが、実際に検証してみた。

前回までに使用していた「自分のマーク」「相手のマーク」「合法手」に加えて、「置くと小ボードを取れる場所」「置かれると小ボードを取られる場所」の情報を特徴量として追加した。これらの情報は、現在その場所に置くことが合法手かどうかに関わらず、すべての場所を対象とした。

これらの特徴を追加して学習したところ、accuracyのグラフは以下のようになった。

正答率は最大で38.7%程度と明らかに改善しており、合法手を選ぶ確率も99.5%まで上昇した。ここで、前回と同じく50エポック時点で学習を打ち切ってMCTSエージェントとの対局を行ったところ、MCTS100に対しては勝率80%強、MCTS1000に対しては勝率40%程度となった。

今回は特徴量の追加で性能の改善がみられたので、また何か思いついたら検証したい(「マークすると次のターン取られる場所」など、探索が必要な特徴は今回は保留した)

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